財布の傷を消す方法を傷・革の種類別に紹介!正しいお手入れ方法

財布の傷を消す方法を傷・革の種類別に紹介!正しいお手入れ方法

財布を使っているうちに、こすれたりひっかけたりして傷がついてしまった経験がある人は多いでしょう。財布の傷は、素材や傷の程度によっては消すことができます。特に革財布は傷がつきやすいので、革の種類ごとの特徴を知っておくとメンテナンスもしやすくなるでしょう。
この記事では、財布の傷を消す方法を、傷・革の種類別にご紹介します。また財布のお手入れ・傷けしに役立つグッズと商品の選び方も紹介するので、自分で財布の傷を消したい人は必見です!

【傷の種類別】財布の傷を消す方法

革財布の傷と一口に言っても傷の状態はさまざまで、革の性質によってもお手入れ方法が違います。革につきやすい傷の種類の例は、次の通りです。

・軽いひっかき傷
・深めの削れ傷
・凹み傷
・切り込みが入った傷など

革財布についた傷を消すためには、傷の状態をよく確認しましょう。

・傷の深さ
・傷の場所や個数
・傷の範囲など

ここでは、傷の種類ごとにどのように財布をお手入れすればいいのか、傷の消し方を具体的にご紹介します。

軽いひっかき傷の場合

ひっかき傷は、表面の色合いが白っぽくなったり、毛羽だったりした見た目になるのが特徴です。次のような手順で傷を消しましょう。

STEP1:ブラッシングを試す 小さな傷は、ブラッシングで修復できる場合があります。ブラッシングは革にダメージを与えにくいのでおすすめです。

STEP2:指でこする ブラッシングで消えない傷は、指で軽くこすります。最初に爪を立ててひっかき傷をつけた後、指の腹でこするのがポイントです。強くこすると、テカリの原因になる可能性があるので注意しましょう。

STEP3:柔らかい布でこする 指でこすって目立たなくなればお手入れは終了ですが、まだ傷が気になる場合は、綿素材の柔らかい布で優しくこすります。

深めの削れ傷の場合

尖った部分や硬い部分にひっかけてしまい、革財布の表面が削れて傷がつくこともあります。深めの削れ傷がついた場合も、次の手順で丁寧に磨けばツヤと味のある財布に仕上がるでしょう。

STEP1:ほこりを落とす ブラッシングと布拭きで表面のほこりを丁寧に落とします。布は、綿素材の柔らかいものを使いましょう。

STEP2:革用クリームを塗る 乾いた布を使って、革財布の傷が気になる部分にレザークリームを塗布します。傷が目立たなくなるまで、円を描くように馴染ませるのがポイント。

STEP3:表面を磨く レザークリームを塗り5分以上置いたら、再びブラッシングで表面を磨きます。傷の馴染みを良くするために、しっかり磨きましょう。

STEP4:乾拭きで仕上げる 最後に、余分なクリームを乾いた布で拭き取ります。

凹み傷の場合

凹み傷は、尖ったものが当たったり、重いものに押し潰されたりしたときにできます。裏地がついていない一枚の革パーツや革小物は、次の手順で修復できます。ただし、素材によっては修復が難しい場合も。

STEP1:革表面を山にして持つ 凹み傷は、革を揉む方法が有効です。揉みやすくするために、表面が外側にくるように持ちます。

STEP2:革を転がすように揉む 革の端を持ち、表面を机などに軽く押し当てながらコロコロ転がすように揉みます。革に折り目がつかないように、力を加減することが大切です。

【革の種類別】財布の傷を消す方法

革財布についた傷を自分で修理できる場合もありますが、修復の際はなるべく傷がつかないように注意しなければなりません。デリケートな革製品を傷つけないためには、普段から次のポイントを意識して扱うことが大切!

・強い衝撃などを加えない
・高温多湿を避ける
・革を乾燥させない
・間違った方法でお手入れしない など

例えば、革財布の中に小銭をパンパンに入れていると、強い力が加わり革の劣化がはやまる原因になります。革財布を長く使うためにも、上記のポイントを意識して大切に扱いましょう。
また、革の種類によってもメンテナンス方法は異なります。素材ごとの特徴を理解することで革財布に傷がつきにくくなるので、知っておいて損はありません。

ここでは、革の素材別に、傷を消す方法やお手入れ方法をご紹介します。

スウェード

スウェードは、革の裏面をやすりがけして毛羽立たせる加工を施した素材です。表面が起毛に守られているので、他の革よりも傷が目立ちにくいのがメリットです。
スウェードは、表面の毛が寝ているだけでも傷がついたように見える場合もあり、ブラッシングで簡単に修復できるケースがほとんど。ゴム製のスウェード専用ブラシを使って、丁寧にお手入れしましょう。

ヌメ革

ヌメ革は革の中でも含んでいるオイルの量が少なく、日光や皮脂で経年変化しやすいのが特徴です。最も革本来の風合いを楽しめる素材と言われています。
ヌメ革は傷がつきやすく、また傷が目立ちやすい性質なので、必要以上にこすると新たな傷ができたりバランスの悪いツヤが出たりします。
ヌメ革は、ブラシや柔らかい布またはクロスを使ってお手入れしましょう。ブラシやクロスなどで効果が実感できない場合は、少量のレザークリームをクロスに取り、傷部分に塗ってみてください。ヌメ革の傷は完全に消すのではなく、目立たなくする意識をもつことが自然な仕上がりを実現するコツです。

オイルレザー

オイルレザーは、動物の皮からしなやかなレザーに加工するための「なめし」工程で、オイルを何度も塗り重ねて作られます。しなやかな質感と、しっとりした光沢があり、耐久性に優れた点が特徴です。
オイルレザーは傷がついても、革が含んだオイルの働きにより傷が周囲に馴染むので、目立ちにくいです。どうしても傷が気になる場合は、傷部分をクロスで乾拭きしたうえで、レザークリームなどの保湿剤を塗布します。

財布のお手入れ・傷消しに役立つお手入れグッズ

革財布のエイジングを楽しみながら長持ちさせるには、日ごろからお手入れが欠かせません。ここでは、財布のお手入れ・傷消しに役立つお手入れグッズをご紹介します。

柔らかい布
革を乾拭きするときに、柔らかい布を使います。乾拭きは、汚れや余分なクリームを落としたり、ツヤを出したりするのに役立ちます。厚手のコットン素材など、油分を吸収する布がおすすめ。

革専用クリーナー・革専用クリーム
革専用クリーナー・革専用クリームは、革本来の美しさをキープするのに使います。オイルタイプは扱いが難しいので、初心者はクリームタイプを選ぶとよいでしょう。革専用クリーナー・革専用クリームは、革の汚れや残ったロウを落とし、革専用クリームの本来の効果を引き出してくれるアイテムです。

革専用ブラシ
革専用ブラシは、革の汚れを落としたりクリームを塗ったりするときに重宝します。クリームで指を汚さずにお手入れできる点や、毛先を使って細かい部分までクリーム塗れる点がメリット。ブラシは布よりもクリーム中の成分を吸収しにくいので、革に必要な栄養を多く塗れます。
ブラシには馬毛や豚毛など複数の種類があるので、用途に合わせて選びましょう。

防水スプレー
防水スプレーは水から革を守る役割の他に、細かい汚れやほこりの付着を防ぐ効果も期待できます。防水スプレーには、大きく分けてフッ素系とシリコン系の2種類があり、フッ素系の防水スプレーは特別な知識が必要ないので扱いやすいです。中には、水分の付着を防ぎながら、革に栄養補給ができるスプレーもあります。

 

まとめ

財布についた傷を目立たなくすることはできます。ただし、素材や傷の種類・程度によっては自分での修復が難しい場合もあります。日ごろから大切に扱うのはもちろん、メンテナンスも欠かさず行いましょう。

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