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転職祝いのプレゼントの選び方|もらって嬉しかったと言われるために

現職を離れ新たな仕事を始める人に贈る転職祝いに関して、予算やマナーについて疑問に思う方は少なくないでしょう。相手との関係性や社内規則への考慮も必要です。また、転職祝いとして贈る際に、注意が必要なアイテムもあるため知っておく必要があります。

この記事では転職祝い・プレゼントの基礎知識に加え、もらって嬉しかったと言われるプレゼントの例を5パターン紹介します。身近な方が転職する際にどのような贈り物をすればよいか悩んでいる場合、ぜひ参考にしてください。

1. 転職祝い・プレゼントの基礎知識

転職祝いとは、職場を変えて新たな仕事を始める人に贈るプレゼントのことです。転職祝い選びでは、金額やマナーなど、迷いやすいポイントがいくつかあります。まずは転職祝いの相場などの基礎知識についてご紹介しますので、参考にしてみてください。

1-1. 転職祝いの相場

転職祝いの予算相場は、贈る相手と自分との関係性によって変わります。贈る相手が自分の友人・同僚・家族だった場合、転職祝いの相場は以下の通りです。

 

友人:約5千~1万円

同僚:約3千~1万円

家族:約1万~5万円

 

一般的には、家族に贈る転職祝いの相場が最も高額になっています。友人や同僚に転職祝いを贈る際には、付き合いの長さや関係の深さを考慮して調整するとよいでしょう。


職場などでは、複数人でお金を出し合って転職祝いを贈ることもあります。複数人でお金を出し合う場合は1人につき約1千〜3千円、合計で約5千〜1万円のプレゼントを用意するケースが多いです。

1-2. 転職祝いは必ず必要?

転職祝いは必ずしも必要ではありません。職場でルールが定められていない場合は、挨拶だけでも十分と言えます。お世話になった人や一緒に働いてきた親しい人などが転職する際には、感謝の気持ちを込めて個人的にプレゼントを贈るとよいでしょう。

 

注意すべきなのは、相手が望まない転職をするケースです。転職の理由がポジティブではない場合、転職祝いを受け取った相手が複雑な気持ちになる可能性が高いため、避けたほうがよいでしょう。

 

1-3. 転職祝いで避けたほうがよいプレゼント

以下のようなアイテムは、転職祝いで贈るのは避けたほうがよいとされています。

 

・割れ物・刃物

食器や鏡などの割れ物や包丁・ハサミといった刃物は、「会社との縁に亀裂が入る(縁が切れる)」ことが連想されるため、転職祝いには不向きです。
 

・ハンカチ

ハンカチは漢字で書くと「手巾(てぎれ)」となり、「手切れ」を連想させるため、転職祝いでは避けたほうがよいでしょう。
 

・足で踏む物

靴下やスリッパ、敷物などは足で踏む物であり、「相手を踏み台にする」ことが連想されるため、転職祝いにはふさわしくありません。
 

・お茶

お茶は誰にでも喜んでもらえそうなアイテムですが、弔辞を連想させるためお祝いの品にはふさわしくないとされています。

 

ただし、最近では転職祝いの内容についてあまり気にしない人も増えています。相手の希望や好みに合う物であれば、誤解を招かないようにメッセージカードなどを添えて贈ってもよいでしょう。

2. 「もらって嬉しかった」と言われたい!転職祝いのプレゼントの例

転職祝いのプレゼントを贈る際は、相手との関係性や相手の好みなどを考慮した上でアイテムを選ぶことが大切です。相手に喜ばれやすい具体的なプレゼントの例をご紹介しますので、参考にして転職祝いを選びましょう。

2-1. 食べ物・飲み物

食べ物・飲み物は男性にも女性にも喜ばれやすく、後に残らないため相手も気軽に受け取りやすいというメリットがあります。種類が多種多様なため、相手の家族の人数や予算に合わせて選びやすい点も魅力です。


 

・お菓子・スイーツ

甘い物が好きな人には、休憩時間をより特別にしてくれるお菓子やスイーツのプレゼントがおすすめです。中でも、クッキーなどの焼き菓子やチョコレートなどの日持ちするお菓子ギフトは、相手のペースで楽しめるという利点があります。

 

・お酒

ビールのセットやワイン・日本酒などはお酒が好きな人におすすめです。ボトルに名前やメッセージを刻印できるギフト商品なら、飲み終わった後も記念品として残せます。

 

・ハム・ソーセージなどのギフトセット

ハムなどのギフトセットには特別感があり、おかずやお酒のおつまみにもなるため男女問わず人気です。

 

食べ物・飲み物をプレゼントに選ぶ際には、相手の好みをチェックしておくことが重要になります。相手に直接聞くか、日常会話の中でさり気なく確かめて、食べ物・飲み物の好みをあらかじめ知っておきましょう。

 

2-2. ビジネスグッズ

新しい職場でも使えるビジネスグッズは、転職祝いの定番アイテムです。以下のアイテムのように、社会人生活で必要となる物を選ぶと喜ばれやすくなります。

 

・名刺入れ

名刺入れは特に男性向けのプレゼントにおすすめです。名刺入れは名刺交換の際に相手からの印象を左右する重要なアイテムなので、シンプルさとセンスの高さをあわせ持つ商品を選びましょう。

 

・ネクタイ・ネクタイピン

転職先がスーツスタイルの職場の場合、ネクタイやネクタイピンも転職祝いに適しています。名入れ対応可能なネクタイピンであれば、長く愛用してもらえる可能性が高まるでしょう。

 

・筆記用具

ボールペンや万年筆などの筆記用具はビジネスシーンに必須のアイテムです。なかなか自分では買わないような高級品や、名入れが施されたボールペンなどには特別感があり、プレゼントに適しています。

 

ビジネスグッズのプレゼントは、使う人や周囲の人に好印象を与える品のよさと、実用性の高さで選ぶのがおすすめです。

2-3. 日用雑貨

日用雑貨は、特に女性向けのプレゼントとして人気です。ビジネスシーン・プライベートを問わず活躍するアイテムや、あって困らない商品が多く、贈る相手に喜ばれやすいのも魅力となっています。

 

・コインケース

コインケースはコンパクトで持ち歩きやすく、あると便利なアイテムです。中にはカード入れやキーホルダーを兼ねた商品もあり、小物をたくさん持ち歩く人へのプレゼントに特におすすめのアイテムとなっています。

 

・ハンカチ

ハンカチは転職祝いに不向きと言われていますが、日常的に使う消耗品のためプレゼントすると喜ばれやすいアイテムでもあります。柄・カラーなどのデザイン性だけではなく、吸水性や肌触りなど素材のよさも選ぶ基準にするのがおすすめです。

 

・ハンドクリーム

手指のケアに不可欠なハンドクリームは女性へのプレゼントに向いています。相手の好きな香りやブランドを知っていればより喜ばれるプレゼントを選べるでしょう。

 

日用雑貨は、おしゃれさや高級感がある、自分ではなかなか買わないようなアイテムを選ぶのがコツです。

 

2-4. リラックスグッズ

日々の仕事の疲れを癒すリラックスグッズは転職祝いに適しています。リラックスグッズは必需品ではなく、欲しくても後回しになることが多いため、プレゼントすると喜ばれやすいアイテムとなっています。

 

・ソープフラワー

ソープフラワーは石鹸を主原料にした造花で、万人に好まれる香りが魅力です。見た目も華やかで特別感を演出できるため、ほかのプレゼントに添えて贈ってもよいでしょう。

 

・アロマグッズ

アロマグッズは、気分のリフレッシュや癒しが必要な人に適したアイテムです。アロマディフューザーやアロマライト、アロマスプレーなどさまざまな種類があるため、香りはもちろんどのようなグッズが相手に最適かを考えながら選びましょう。

 

・マッサージグッズ

首・肩・手などをほぐすマッサージグッズは、心も体もリフレッシュさせてくれます。保管に場所を取らず手軽に使用できるマッサージストーンなどもおすすめです。

 

アロマグッズなどの香りを楽しむアイテムを贈る場合、相手の好みはもちろん、ペットを飼っているかなどの情報も確認して慎重に選びましょう。

2-5. カタログギフト

相手に喜んでもらえる贈り物が分からない場合は、カタログギフトをプレゼントするのも一つの手です。カタログギフトは職場などで渡しても荷物にならないのも魅力です。


カタログギフトは、食べ物や花、雑貨などから好きなアイテムを選べるカタログのほか、コーヒーやお肉など特定のジャンルに特化した物もあります。また、最近ではレストランでの食事やスポーツなどのアクティビティを選べる体験型ギフトカタログも充実しています。

 

ただし、カタログギフトによっては使用可能なエリアや期限が決まっている物もあるため、カタログギフトを贈る前に内容をよく確認しましょう。

まとめ

転職祝いとしてもらって嬉しかったと言われるプレゼントの例としては、食べ物や飲み物・ビジネスグッズ・日用雑貨・リラックスグッズ・カタログギフトなどが挙げられます。どのような品物を選ぶ場合も、相手との関係性や、相手の好みなどを考慮することが大切です。

 

なお、食器・ハンカチ・靴下・お茶などは相手の好みのものであってもネガティブな意味に誤解されることもあるため、メッセージカードなどを添えて贈ることが無難です。

 

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